警察によると、銃弾を受けた54歳の警部補は意識を失って心肺停止状態で近隣の病院に搬送されたが、死亡が確認されたという。
被害に遭った警部補は、午後6時25分前後に暴行があるという連絡と「銃声がする」という連絡を受けて出動し、初動処置の際に被疑者の46歳男から私製の木製銃で撃たれて倒れた。
被疑者の男は空中に向けて10回ほど鉄の弾の入った私製の銃を撃ち、これが警部補の肺に貫通した。
警察は近隣のパトカーを支援配置し、銃撃中に近くのトンネル入口で被疑者と対峙し、市民2人の協力によって現場にて検挙した。被疑者は検挙の際に出血があっただけで、大きなケガはないという。
警察の調べで、2012年9月に出所した被疑者は特殊強姦容疑で電子ブレスレットをはめていたが、犯行直前に刃物でブレスレットを破損しており、現場周辺で破損したブレスレットが発見されたことがわかった。
この事件で被害に遭ったのは亡くなった警部補を含めて3人。不動産経営者の67歳男性が出てくるのを待っていた被疑者が銃を撃ち、男性が逃げると追いかけてハンマーで頭部を殴った。男性は現在、近隣の病院に搬送されて治療中で、命に別状はないという。
また被疑者が男性を狙って撃った銃弾が、別の71歳男性の腹部に当たり、病院にて治療中で命に別状ない。
警察関係者は「これまで被疑者から発見された私製の銃が16丁、刃物は7本」とし、「警部補らが被疑者と対峙した際に、実弾3発と空弾1発を発砲した」と明らかにした。
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