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テノール歌手ベー・チェチョル氏 8月に神戸で公演
【ソウル聯合ニュース】甲状腺がんで声帯を失いながらも手術を受け奇跡的に声を取り戻した韓国のテノール歌手、ベー・チェチョル氏のコンサートが日本で開催される。 在神戸韓国総領事館は15日、甲南大(神戸市)の平生記念館で8月4日にベー氏の講演会とコンサートを開催すると伝えた。 講演会ではベー氏の声帯機能回復手術を執刀した医師で京都大名誉教授の一色信彦氏が当時の手術とリハビリ治療について振り返る。 また、ベー氏が歌声を披露するほか、自身を支えた日本人の友人やこれまでの人生について話す。 ベー氏はヨーロッパでオペラ歌手として活動し2003年に英タイムズ紙に「100年に1人の声を持つテノール」と称された。 しかし、05年に甲状腺がんと診断され手術で声帯を損傷し声を失った。失意のベー氏を励まし日本での手術を手配したのは日本人の友人で公演の企画を手掛ける輪嶋東太郎氏だった。手術費を集めるため日本の文化芸術関係者はチャリティーコンサートを開催した。 総領事館関係者は「国籍を超えた友情と絶望を希望に変えたストーリーが韓日友好と親善につながる。両国の友愛を深める意味で公演を企画した」と伝えた。 ベー氏の半生は韓日合作映画「ザ・テノール 真実の物語」として描かれ14年に公開された。