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日産相手取り集団訴訟へ 排ガス不正疑惑で=韓国所有者
【ソウル聯合ニュース】韓国当局から排ガス不正を指摘されたディーゼル車を輸入販売した韓国日産に対し、所有者が集団訴訟を起こす。輸入車に関する集団訴訟は昨年の独フォルクスワーゲン(VW)車に続き2例目となる。 韓国の大手法律事務所は不正が指摘された韓国日産のスポーツタイプ多目的車(SUV)「キャシュカイ」の所有者を集め、韓国日産とディーラーを相手取り不当利得の返還を求める訴訟を近くソウル地裁に起こす予定だ。 同事務所の弁護士は17日、「被害者から問い合わせがあり、集団訴訟を起こすことにした」と説明した。韓国環境部の発表通りなら、韓国日産がキャシュカイ購入者をだましたことになり、売買契約そのものが成立しないという。キャシュカイの購入代金とローンの利子の返還を求める方針だ。 環境部は16日、韓国で販売されたディーゼル車20車種に対する調査結果を発表。キャシュカイはエンジンの吸気温度が一定に達すると排ガス低減装置が停止するよう設定されていたと判断した。 キャシュカイは日産自動車が製造し、韓国法人の韓国日産が韓国で輸入販売する。昨年11月から今年5月11日まで814台を販売した。 韓国日産は不正を強く否定している。 一方、VWの排ガス規制逃れをめぐり韓国で集団訴訟に参加した人は約4400人に上る。mgk1202@yna.co.kr