李宅淳(イ・テクスン)警察庁長は8日、集会やデモは暴力を使用しない「平和デモ」段階を超え、他人の被害を最小化する「順法デモ」段階に発展しなければならないとの考えを示した。警察庁・韓国警察学会主催の国際学術セミナーの開会の辞を通じ述べたもの。韓国社会の集会やデモ文化は平和基調を維持しているが、一部では違法・無秩序・交通混雑などを招くデモ形態が続いていると指摘した。

 全国民主労働組合総連盟(民主労総)や韓国労働組合総連盟(韓国労総)が都心で開催した大規模集会に警察が禁止通告を出した中でのこうした発言は、警察の今後の厳正な法執行意思を明確にしたものと解釈される。

 一方、セミナーの出席者らは、表現の自由の保障、対話・妥協の風土、紛争の解消に向けた相互理解の努力や厳正な法執行などが必要だと強調した。


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