米国は楚興号が北朝鮮に危険物質を運ぶ役割をしているとみており、核実験後に釜山港に核物質を監視できる放射能探知設備を釜山港に設置するよう韓国政府に提案しているのもこのためだ。釜山港には爆発物や放射能を探知できる設備がなく、核兵器などが持ち込まれたとしても摘発は容易ではないというのが米国の見方だ。
釜山税関は通常、一般船舶については全コンテナのうち1~2%に対してエックス線検査を行っているが、楚興号については30%以上のコンテナを検査している。3日に楚興号が入港した際には、海洋警察とともに船員と貨物申告書類が一致するかについても調査し、船室、機関室、調理室なども立ち入り検査した。
釜山税関関係者は「万一にも楚興号から危険物質が発見された場合、国家安保だけでなく国際的にも大きな問題になるだけに、国家情報院、海洋警察庁など関係機関とともに徹底して監視している」と話している。
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