北・平壌ピザ屋の女性店員が歌にダンスまで… 北のイメージ戦略か

外国人観光客が、北朝鮮・平壌（ピョンヤン）にあるピザ屋で撮影した動画を公開し、話題を呼んでいる。

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　タイトル「Ryungsong pizza restaurant」の動画は、シンガポール出身で北朝鮮関連写真と動画を頻繁に公開しているアラム・パン氏が、北朝鮮旅行専門会社のスタッフと平壌のピザ屋に入店した際に撮影したものだ。

　彼らは夕刻、平壌でタクシーに乗り、華麗な高層ビルが立ち並ぶエリアまで行くと、このエリアに店を構える一軒のピザ屋に入店。テーブルは数十台あったが、客はほとんどいなかった。パン氏が席に座ると、美貌の女性店員がやってきて、メニューを手渡した。表示されたピザの価格は、北朝鮮ウォンで300ウォン～800ウォンの間だった。

　注文をとり、ピザを調理する女性店員らは、なんとカラオケ機器の伴奏に合わせて歌謡曲「パンガプスムニダ（お会いできてうれしいです）」を熱唱し始めたのだ。さらに、歌に合わせて踊る姿もカメラに収められている。

　動画を見た全世界のネットユーザーらは、ピザ屋が外国人旅行客を対象にしたパフォーマンスなのかと興味を示す一方、北朝鮮が意図的に平壌の華麗なイメージを印象付けようと広報するために演出しているのでは、との疑問も提起している。