【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の趙俊赫(チョ・ジュンヒョク)報道官は24日、日本の右翼勢力が先ごろ旧日本軍の慰安婦問題に関する歴史的事実を否定する書籍2冊を米国の専門家らに送付したことについて、「米国や国際社会の反発を招く」と指摘した。 定例会見で趙報道官は、慰安婦問題は戦時の女性の人権という普遍的な人権問題だと国際社会が判断していると説明した上で、「これを否定しようとする日本側のいかなる動きも、米国をはじめとする国際社会のさらなる反発に遭うだろう」と述べた。 書籍の送付について「韓国政府もそうした動向を把握し、注視しており、多角的な取り組みを続けている」と伝えた。 米ワシントンの外交筋などによると、書籍はワシントンや主要大学で東アジア問題に取り組む学者や専門家に送られた。 2冊は産経新聞社が著した「History Wars Japan-False Indictment of the Century(日本語タイトル:歴史戦 朝日新聞が世界にまいた「慰安婦」の嘘を討つ)」と、韓国出身で日本国籍を取得した呉善花(オ・ソンファ)拓殖大教授(国際学部)の「Getting Over It!Why Korea Needs to Stop Bashing Japan(同:なぜ「反日韓国に未来はない」のか)」。 stomo@yna.co.kr
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