【ソウル聯合ニュース】防衛産業の不正根絶を目的とする韓国政府の合同捜査団は23日、海軍の新型ヘリAW159「ワイルドキャット」導入に関する疑惑をめぐり、制服組トップの合同参謀本部議長を先月退任した崔潤喜(チェ・ユンヒ)氏を24日に被疑者として事情聴取すると明らかにした。捜査団は同機選定の過程で介入や金品の授受があったかを調べる方針だ。 崔氏は2012年の選定当時、海軍参謀総長を務めていた。 同機は海軍の作戦要求性能を満たしていない上、試験評価が実施された時点では海軍型の同機は開発されていなかったにもかかわらず、試験評価が進められ導入が決まった。試験評価書は同機が作戦要求性能を全て満たしているかのように作成された。虚偽の試験評価書を作成した罪などで海軍の少将ら現職、元職の軍関係者7人が逮捕、起訴されている。 この少将は捜査団の調べに対し、崔氏の指示に従いワイルドキャット導入事業を進めたと供述している。 捜査団は、ヘリのメーカーと韓国軍を仲介した会社代表と崔氏の息子が金品をやり取りしていた事実もつかんでいる。この代表と親交がある崔氏の妻も事情聴取を受けている。 ikasumi@yna.co.kr
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