国内の航空会社が領空通過料として過去5年間に北朝鮮に支払った金額が73億ウォンに上ることが分かった。国会建設交通委員会所属の野党議員が12日に明らかにした。

 航空安全本部の資料によると、2002年に大韓航空が90万3200ドル、アシアナ航空が12万5350ドルをそれぞれ支払ったのをはじめ、昨年は184万4425ドルと44万3196ドル、今年は6月現在で119万3270ドルと46万1173ドルを支払っている。過去5年間の支払い額は大韓航空が約623万8000ドル、アシアナ航空は約142万ドルに達した。

 両社の1機当たりの領空通過料は、北朝鮮が83万ウォン、日本が75万ウォン、台湾が20万ウォン、香港が16万ウォンなどとなっている。

 この野党議員は「核実験を強行した北朝鮮の領空を通過すること自体がナンセンス。国民の安全のためにも、韓国からの支払いが核実験の準備に使用される可能性を防ぐためにも、政府は一時的であれ国内航空会社の北朝鮮の領空通過を中断させなければならない」と話している。

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