北朝鮮の核実験強行で政府の救援物資輸送が中断されている中、民間団体による救援物資を積んだ船舶が11日に出港した。

 仁川港湾公社が同日明らかにしたところによると、仁川~南浦間の定期貨物船が民間団体が準備したコンテナ14台分の救援物資と、開城工業団地行きのコンテナ45台分の建設資材と原材料を乗せ、午後8時に仁川港を出港した。

 韓国YMCA全国連盟は出港に先立ち、仁川港で会員30人余りが参加する中で自転車2000台の船積式を行った。昨年8月にも同団体は光復節(植民地支配からの独立)を記念し、朝鮮半島平和定着に向けた民間交流活性化の一環として自転車を送っており、来年も同じ台数の自転車を送る予定だという。別団体からは救急車2台、2.5トントラック1台、コンテナ6台分の住宅用サッシと毛布、コンテナ2台分の太陽熱温水システムのほか、練炭ボイラー、建設資材、建設用パネルなどがそれぞれコンテナ1台分ずつ送られた。

 救援物資の送付とともに、民間団体関係者の訪朝も今後相次ぐ見通しだ。10日に平壌から戻った北朝鮮支援団体関係者は、核実験が行われた9日にも平壌は平穏な様子で、北朝鮮側関係者は民間団体事業は継続されるものと話していたと伝えている。

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