【ソウル聯合ニュース】韓国国防部の金珉ソク(キム・ミンソク)報道官は15日の定例会見で、「朝鮮半島の安全保障や国益に影響を与える日本の軍事活動は、われわれの要請や同意なしには容認できない」と述べ、日本の自衛隊派遣に関する韓国政府の基本方針を重ねて表明した。 黄教安(ファン・ギョアン)首相が14日の国会答弁で、朝鮮半島有事の際に日本から自国民保護のために自衛隊を受け入れるよう要請があった場合は日本と協議し、必要性が認められれば自衛隊の入国を認めるという発言をしたことに対し、国防部の立場を問う質問に答えた。 金報道官は「われわれの領域に自衛隊が進入することは、国益の観点から韓国の承認があった場合に可能であり、国益に与える影響がある場合も政府の容認がなければならない」と述べた。また、「われわれの領域」に北朝鮮も入るかどうかについては、「現在の韓国の憲法上、含まれる」と強調した。 来週の韓民求(ハン・ミング)国防部長官と中谷元・防衛相との会談で、「当然、われわれの立場と原則を日本側に伝える」と述べた。 一方、黄首相は15日の国会答弁で、前日の発言が問題になっていることを受け、「われわれの要請や同意なしに自衛隊の入国は認められないというのが政府の基本的な立場で、(こうした立場に)変わりはない」と釈明した。 kimchiboxs@yna.co.kr
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