【ソウル聯合ニュース】旧日本軍に慰安婦として動員された韓国人女性たちが日本政府を相手取り、ソウル中央地裁に賠償を求めた民事調停で、女性たちが今月中に調停申し立てを取り下げ、訴訟を起こすことが17日、分かった。代理人が伝えた。 女性たちは2013年8月、日本の裁判所に賠償請求訴訟を起こすのに先立ち、ソウル中央地裁に民事調停を申し立てた。たが、日本政府は韓国裁判所の権限は及ばないとして、2年以上関連書類などを返送している。地裁は今年6月と7月、2回の調停期日を定め、日本政府の出席を要請したが、日本側は応じなかった。 女性たちの代理人は日本政府の対応を促すため、韓国政府に対し、調停手続きに加わるよう求めたが、韓国法務部が今月1日に事実上困難との姿勢を示したこともあり、正式な裁判を起こすことにした。 損害賠償の請求額は調停と同じく、1人当たり1億ウォン(約1000万円)とされる。 調停を申し立てた女性は12人だったが2人が亡くなり、10人となった。現在、韓国政府に登録されている慰安婦被害者238人のうち、生存者は47人となっている。 kimchiboxs@yna.co.kr
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