いよいよ劇場街のチュソク(旧盆)バトル、第1ラウンドの全貌が見えてきた。大型連休となり最大1000万人が映画を見ると予想される今回のチュソク、本格的な連休が始まった週末は、それぞれの映画にとって重要な勝負どころ。特に、チュソクの期待作が全て公開され、観客の間で相互評価が繰り広げられ口コミが広がり、序盤の成績がスクリーン数の変動にも影響をきたす点を考慮した時、第1ラウンドの結果が、残りの連休期間にそのまま持ち越される可能性が高い。
イ・ナヨン の最新ニュースまとめ
映画振興委員会の入場券統合ネットワーク統計によると、去る9月29日から10月1日まで、ボックスオフィスでは『イカサマ師』が全国40万人を動員し、圧倒的な優勢を見せた。その後ろに『家門の復活』と『私たちの幸せな時間』『ラジオスター』が続いている。
9月28日に公開された『イカサマ師』は、週末までに60万人の観客動員を記録、一際目立った成績を収めた。全国500か所のスクリーンを確保した『イカサマ師』は、占有率が48.8%までに達した。週末の映画館を訪れた観客の半分が『イカサマ師』を見たということになる。一言でいうと、花札のイカサマ師たちが、映画館を全部“かっさらった”とのだ。R-18指定であるにも関わらず、スタートから大きな成果を収めたことにより、チュソク大激突の最終勝者になる可能性が高まっている。
一方、1週間でトップを奪われた『家門の復活』は、同期間全国420か所のスクリーンで14万人を動員、2位の座を守った。しかし、観客数と占有率が急激に減少、先週の爆発的な反応はこれ以上期待しにくい雰囲気。評価団の酷評にも関わらず、“チュソクはコメディ”という公式と、家門シリーズの名声に期待をかけたが、前作の記録を破るのは困難。しかし、200万人以上の観客動員は無難と思われる。
<b>『私たちの幸せな時間』『ラジオスター』健闘</b>
『私たちの幸せな時間』は底力を見せ3位をキープ、そのパワーを誇示している。週末には全国8万人を動員。2週間以上も早く公開されたが、いまだチュソクを狙った期待作と対等に戦っているのは、しっかりとした原作を基本にした映画的な完成度と、唯一のラブロマンス映画というジャンル的差別性のおかげが大きい。ここに、イ・ナヨンはもちろん“再発見”と言えるほどの驚くべき演技力を見せたカン・ドンウォンの熱演が一役買った。占有率は10%弱だが、観客の減少幅が少なく、300万人突破は無難だと思われる。同時に、昨年『ユア・マイ・サンシャイン』が記録したラブロマンス映画の、最高記録を破る可能性も高い。
『王の男』のイ・ジュンイク監督、アン・ソンギ、パク・チュンフンがタッグを組んだヒューマンドラマ『ラジオスター』は、全国7万8000人を動員、僅差で4位にランクインした。序盤の成績は期待に及ばなかったが、温かいヒューマンドラマの特性上、時間が経過するに従って観客数が増加するものと予想される。評価団の反応は極めて良く、『ラジオスター』関係者は観客の口コミに期待をかけている。
一方、『がんばって生きてみよう』『九尾狐家族』『BBプロジェクト』『無道里(ムドリ)』などは、期待はずれの成績。チュソク市場をビッグ4に受け渡し、“マイナーリーグ”落ちする危険が高まっている。
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