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韓国団体が三菱マテリアルを批判=「米被害者にだけ謝罪」
【光州聯合ニュース】韓国の市民団体「勤労挺身隊ハルモニ(おばあさん)とともにする市民の集まり」は20日、三菱マテリアルが第2次世界大戦中に強制労働をさせたとして、旧日本軍の捕虜だった元米兵や遺族らに謝罪した際、戦時中に強制徴用された韓国人については訴訟が進行中だとして言及を避けたことを強く批判した。 同団体は声明で、「米国人被害者らには要求がなくても駆けつけて頭を下げ謝罪をする一方、韓国人被害者は賠償せよとの裁判所の命令があっても不当だといって投げ捨てる」と批判した。 三菱マテリアルは、前身の三菱鉱業が第2次大戦中に旧日本軍の捕虜となった米兵に日本の鉱山で労働を強いていたとして、木村光常務執行役員らが19日(現地時間)に米ロサンゼルスを訪れ、初めて元米兵や遺族に謝罪した。ただ、韓国人被害者については言及しなかった。 同社と同じ三菱グループ傘下の三菱重工業は勤労挺身隊として同社工場で働かされた韓国人被害者に賠償を命じた韓国・光州高裁の判決を不服とし、今月13日に上告している。 ikasumi@yna.co.kr