【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が14日、韓国系で米国永住権を持つ20代のニューヨーク大の学生、チュ・ウォンムン氏の記者会見を行ったことを受け、韓国統一部は同日、報道官声明を発表し、「拘束されているわが国民に対するわれわれや国際社会による持続的な釈放と送還の要求には何も返事もせず、チュ氏の記者会見を一方的に進めた北の処置は非常に遺憾」との立場を示した。  チュ氏は平壌で行われた海外メディア記者を対象とした記者会見で「家族に健康で元気に過ごしていると伝えたい。一日も早く家に帰ることを希望する」と語った。その上で、北朝鮮入りしたことにより法を犯した事実はよく理解しているとして謝罪した。 声明はまた「北の当局がチュ・ウォンムン氏をはじめとして、キム・ジョンウク氏、キム・グクキ氏、チェ・チュンギル氏を速やかに釈放し、われわれの側に送還することをもう一度促す」とした上で拘束された4人の家族が釈放を待ち望んでいると強調した。 また人道的な立場から、拘束されている韓国国民が家族や韓国の当局者、弁護人らと面会できるよう、措置を取ることを要求するとした上で、「今後政府は国際社会と緊密に協力し、北に拘束されているわが国民が一日も早く家族のもとに戻れるよう、多方面から努力を続ける」と強調した。 yugiri@yna.co.kr
Copyright 2015(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0