【ソウル聯合ニュース】韓国空軍は7日、人工衛星の動きなど宇宙関連の情報を米国からリアルタイムで受け取り、韓国の機関と共有する「宇宙情報状況室」を設置したことを明らかにした。宇宙の情報を分析し、状況に適した措置を関係機関と協力しながら取る、国レベルで初の状況室だという。 宇宙情報状況室は昨年9月に韓米の国防当局が締結した宇宙情報共有の合意書に基づき、米軍から宇宙監視情報の提供を受ける。状況室には宇宙の共通作戦状況図(COP)があり、平面と3D(立体)で衛星の状況や、衛星利用測位システム(GPS)の精度、電波妨害の状況、宇宙気象などの情報を分析することができる。 空軍は状況室の設置に合わせてこの日、気象庁と韓国航空宇宙研究院、韓国天文研究院、韓国科学技術院(KAIST)、KT SATの韓国機関と情報共有に向けた合意書を交わした。これら機関は情報を共有するだけでなく、人工衛星を含む宇宙物体の接近・衝突の回避、発射体の発射、軌道離脱・再進入などの業務に役立てることができる。 軍事分野では周辺国の衛星の状況と宇宙気象の情報を正確に把握・予測し、これを基に陸海空の軍事作戦を効率的に遂行できるようになる見通しだ。 mgk1202@yna.co.kr
Copyright 2015(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0