＜中国バス転落事故＞死亡した韓国人公務員10人が無言の帰国…空港に嗚咽こだます

6日午後1時、仁川国際空港・貨物ターミナルA棟前には、遺族のために航空会社側が用意したテントが並び、遺族およそ10人が中国から帰国する犠牲者の遺体を待っていた。必死に涙を堪えていた一部遺族らは、堪え切れず嗚咽をもらした。

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　去る1日、中国で研修をおこなっていた韓国の地方公務員らを乗せたバスが転落事故を起こし、10人が帰らぬ人となった。この10人が無言の帰国となった日、空港全体が沈痛な雰囲気に包まれた。

　亡くなったキム氏の遺族、イ・ジョンオク氏（57、女性）は「本当に善良で誠実な人だった。こんなことになるなんて、言葉では表せないほど悲しい」とし、「事故前日、中国で撮った写真を携帯電話で送信してくれたのに…。事故で真っ黒になってしまった姿を見て、本当に胸が苦しい」と涙を流した。

　なお、10人の遺体が韓国へ到着した6日、警察庁所属の議長隊員20人が棺を手配。その横には済州（チェジュ）、釜山（プサン）、ソウル城東（ソンドン）など犠牲者の棺が向かう目的地が示されていた。