10代の美少年7人で構成されたClick-B(クリック・ビー)が、K-POP界に登場してから7年が過ぎた。登場と同時にスターダムにのし上がった彼らは、その後、しっかりとしたファン層を基盤にし、『百戦無敗』『カウボーイ』などをヒットさせ、アイドル全盛時代を盛り上げた。しかし、月日が流れトレンドも変わり、Click-Bも他の多くのグループがそうだったように、下り坂を歩んでいかなければならなかった。

Click-B の最新ニュースまとめ

2002年にはメンバーのユ・ホソク、ノ・ミニョク、ハ・ヒョンゴンが脱退。その後、キム・サンヒョクが飲酒運転で世論の厳しいムチを受け、残ったメンバーたちは変化の道を模索するしかなかった。愛らしい容姿で人気を得たリードボーカルのオ・ジョンヒョクは、去る2年間の空白を破り、<OJ>として帰ってきた。ソロデビュー曲『死ぬほど』は、秋にピッタリの切ないバラード。とあるカフェで、Click-Bの痕跡を果敢にも消し去ったOJと話をした。


<b>正直言うと怖い</b>
テコンドー選手を夢見たOJが、偶然にも芸能界にデビューした時、そこは楽しい空間だった。常に盲目的な愛をくれるファンに囲まれ、グループの中でもリードボーカルとしての地位を築いた。みんなが「よくやった」「カッコイイ」と言ってくれ、周りには人が絶えなかった。
しかし、Click-Bがアイドルの垣根から出てきた時、現実は冷ややかだった。大衆は一瞬にして関心をそらし、ファンの数は急激に減った。「僕が教わってきたのはこれしかないのに」という未練は、「ここでコケたら大変なことになる」というやせ我慢に変わった。

昨年の冬から始まったソロアルバムのレコーディングは、言葉通り“死ぬほど”辛かった。人気グループの元リードボーカルという期待を持って訪れた作曲家たちは、皆同じように厳しい言葉を投げつけた。
「“この程度だとは思わなかった”とまで言われました。グループ時代に身についた悪い癖も、全部直さなきゃなりませんでしたね。正直言うと、最初はプライドが傷つきました。“これでも歌手だったのに”という思いが浮かんだりして。もちろん、最終的には僕がまだまだ力不足だったことを痛感しましたけど」
必要以上のバイブレーションを減らし、呼吸の調節に気をつけながら、OJは徐々に歌唱力をきたえていった。オンラインで公開する直前も「果たしてこのアルバムを出せるのだろうか」と悩んだほどに“劣悪”だったが、結果的に好評を得て“弾力”をつけた。
「すごく怖い。今までは他のメンバーと一緒だったけど、これからは僕のパートがとても多いから…」


<b>もう“可愛くない”</b>
OJは今回のアルバムで、過去のイメージを脱ぎ捨てることに全力を注いだ。
「ダンスグループのイメージが強いじゃないですか。名前だけOJに変えたのでは弱いと思ったんです。別のジャンルで違う一面を見せたかった。元々、僕が書いてきた曲のほとんどがバラードだったくらい、バラードが好きですし」

今度生まれ変わったら“男らしい顔”に生まれたいというOJは、“アイドルスター”への未練を捨ててずいぶん経つ。
「以前、肌が汚くなって、よく“腐った”と言われました(笑)。20代になったら、美少年という言葉が嫌になったんです。髪を伸ばしていたせいか、キレイという言葉もよく使われたけど、事務所に一言も言わず、髪をバッサリ切って怒られたこともあります」
Click-Bの中で、2番目に“事件”をたくさん起こしたというOJは、いつのまにか堂々たる(?)25歳の青年になっていた。インタビューに同席したマネージャーも「彼も落ち着いた」と強調する。マネージャーは「以前は、いつも落ち着きがなくイタズラっ気が多くて大変だったけど、いつのまにか他人に気配りし、話しもわかる人になっていた」と語った。横に座っていたOJも、照れくさそうにうなずく。

OJは現在、メガワークスというデザイン会社の役員職にも就いている。彼は、ソロアルバムのジャケットに入る写真、文字、デザインなど、全てに参加した。そして、今回のアルバムの総括プロデューサーは、Click-Bのウ・ヨンソクが担当している。まさしく、Click-Bメンバーの力で独り立ちに挑んだということだ。
OJは「歯を食いしばって一生懸命やってきた」「新人歌手OJと思って、音楽に興味を持ってくれたら嬉しい」と語った。


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