＜サッカー女子W杯＞決勝T進出決めた韓国ユン監督 「苦労した選手たち、ありがとう」

韓国女子サッカー代表チームの史上初となるW杯勝利と決勝トーナメント進出の同時達成に、ユン・ドクヨ監督は誰より先に選手たちへ感謝の言葉をかけた。

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　韓国は18日（日本時間）、カナダ・オタワでおこなわれたスペインとのE組予選リーグ最終戦に2-1で勝利。この結果、韓国は1勝1敗1分け（勝ち点4）とし、組2位で決勝トーナメント進出を決めた。

　試合後、ユン監督は「これまで苦しい時間を過ごし、気苦労が絶えなかった選手たち、ありがとう。きょうの勝利で新たな心構えをもつことになった。さらに発展する機会になるだろう」とし、「スペイン戦は、個人的に忘れられない試合になった」と心境を明かした。

　「前半、中盤で相手選手を自由にさせてしまったのが、主導権を奪われた原因だった。後半には、より強くプレッシャーをかけようと選手たちへ指示した」と説明したユン監督は、後半開始と同時に交代カードをきった。交代選手としてピッチに入ったキム・スヨンについて「良い活躍をみせてくれた。これまで負傷など、コンディションを整えるのに苦労していたが、きょう良い姿で期待に応えてくれて、ありがたく思う」と称賛した。

　スペインの猛攻を幾度となく防いだGKキム・ジョンミについては「我々のチームで唯一、W杯を経験した選手。その経験がきょうのような大きな舞台で、良い力を発揮した。また、”最年長の姉”として役割を果たしてくれた」と語った。

　きょうの大きな1勝は、チームを決勝トーナメントへと導いた。次の相手は世界ランキング3位のフランスが立ちはだかる。ユン監督は「フランスは世界最上級の強豪チーム。我々はまだ至らない点が多いが、ベストを尽くせると信じている」とし、「チャレンジャーという立場で、フランスとの試合を準備する」とし、待ち受ける強豪に”挑戦状”を叩きつける。