また一つの“公式ドラマ”が生まれるのだろうか。同名のアンデルセン童話をモチーフにしたファンタジーロマンスドラマ『雪の女王』は、ボクシングジムで三流スパーリング相手として生きていく数学の天才テウン(ヒョンビン)と、心に傷を負った裕福な家庭で育ったボラ(ソン・ユリ)のラブストーリーを描く予定だ。
「また財閥?」と言うには早すぎる。2人は高校時代に偶然出逢って好感を抱き、8年後に再会する。女は男の天才性と彼に隠されたストーリーを、男は女の致命的な弱点を知ることになり、心を開いていく。女の致命的な弱点は、韓国ドラマを見てきた人ならば簡単に予想できるはずだ。単純な財閥ドラマではない、韓国ドラマのヒット公式を全て集めた“プレゼントセット”みたいなもの。

Fin.K.L の最新ニュースまとめ

『雪の女王』が多少古臭いストーリーにも関わらず、話題になっている理由はスターたちの集結にある。昨年『私の名前はキム・サムスン』でスターの一員になったヒョンビンと、Fin.K.L(ピンクル)出身のタレントソン・ユリが共演するという点、彼らをリードするプロデューサーが、『サンドゥ、学校へ行こう!』や『ごめん、愛してる』で、Rain(ピ)、ソ・ジソブらを“再発見”させてくれたイ・ヒョンミンPDという点などが、『雪の女王』が他のドラマと差別化を図っているということだ。
また、『パリの恋人』や『私の名前はキム・サムスン』のように、ストーリーが古臭くてもディテールだけ上手く活かせれば“大ヒット”が可能でもある。“ドラマスター”の呼吸がある程度の相乗効果を発揮、キャスティングの話題をドラマの完成度と視聴率につなげられるかが注目されている。

すでに、期待と不安が入り混じっている『雪の女王』は、来たる年末にKBS2TVを通じて放送される。


<b>ソン・ユリ“ヒョンビンの女”に抜擢</b>

タレントソン・ユリ(写真)を主演に抜擢したドラマ『雪の女王』のイ・ヒョンミンPDが、ソン・ユリに対する期待感を高めた。

イPDは、前作である『サンドゥ、学校へ行こう!』『ごめん、愛してる』などを作ったスターPD。イPDは18日『雪の女王』の制作会社である<ユンスカラー>の報道資料を通じて「ヒョンビンと共に、ソン・ユリのキャスティングを確定した」「ソン・ユリは、見た目は高慢だが内面は弱い心を持ったキャラクターを演じることになる」と明かした。彼はまた「ソン・ユリがこの役柄を演じることが意外かもしれない」「けれども、きらめくダイヤモンドよりは少し劣るけど、無限の可能性を持った原石のような感じを与える女優がよかったのだが、ソン・ユリがそんな女優だ」と、ソン・ユリを褒め称えた。

ネティズン(ネットユーザー)の反応は極端に分かれた。今年の上半期、ドラマ『ある素敵な日』で演技力が向上した点について「原石がどんどんダイヤモンドになっていくみたいだ」と期待感を表す側と、「主役を演じてかなり経つのに、いつまで磨かれるのを待たなければならないのか」という異なった反応が出ているもの。

スター性はあるが、演技力については論争の余地が残っている。イPDは、このような反応を予想していたかのように「ソン・ユリがこの作品で、素晴らしい女優として認められれば、我々のドラマもまた一つの意味を残すことができるはず」「ソン・ユリが、今後視聴者たちにどんなサプライズを見せるのか、僕自身とても期待している」と付け加えた。


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