【広州聯合ニュース】旧日本軍の慰安婦にされた韓国の被害女性らが共同生活する施設「ナヌムの家」(京畿道広州市)は20日、被害者を侮辱する少女像の模型を送った日本人男性、鈴木信行氏を名誉毀損と侮辱の疑いで21日に警察当局に告訴すると明らかにした。 告訴するのは慰安婦被害者10人で、ナヌムの家の安信権(アン・シングォン)所長らも告発状を提出する予定だ。 ソウル中央地裁は昨年6月、日本大使館前の慰安婦を象徴する少女像に「竹島は日本固有の領土」と書かれたくいを縛りつけるなどし、名誉毀損の罪で起訴された鈴木氏の逮捕状を出したが、鈴木氏が韓国に入国せず、執行できなかった。このため、再度法的対応を取っても実効性がないとの指摘が出ている。 これに対し、ナヌムの家側は「被害者らは2度も侮辱され悔しがっている」と説明。「刑事処罰を受けさせられないとしても、司法当局が捜査し、処罰を決めた内容などを記録に残すため、法的対応を取ることにした」と伝えた。 ナヌムの家には19日、被害女性を侮辱する歪んだ表情の少女像の模型と「竹島は日本固有の領土」と書かれたくいの形のストラップが入った小包が届いた。差出人欄には「維新政党・新風 鈴木信行」と記載されていた。 kimchiboxs@yna.co.kr
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