欧州連合(EU)が米国のGPSに対抗して推進する衛星航法システム・GNSSの「ガリレオプロジェクト」に、韓国が参加することが確定した。

 科学技術部は10日、フィンランド・ヘルシンキで9日に行われた韓国・欧州連合(EU)首脳会談で、韓国・EU間ガリレオ協力協定を締結したと明らかにした。ガリレオプロジェクトは、EUが約36億ユーロ(約4兆3000億ウォン)を投じて進めている独自のGNSS構築事業で、地球上空2万3222キロメートルに全30基の衛星を飛ばし、2010年から位置確認サービスや視覚情報を提供するとしている。今回の協定締結に伴い、韓国はEUの衛星航法システム監督機関に基本分担金500万ユーロ(約75億ウォン)を支払い、今後はEU側との協議を通じ現金・現物を追加で投資する。早ければ来年末にガリレオプロジェクトの一定権益を確保し、参加国としての地位を固めることになる。間もなく共同GNSS委員会も構成される予定だ。

 科学技術部は今後、米国のGPSとEUのガリレオの兼用通信端末機が主流となる衛星航法端末機市場で、韓国企業が関連市場に進出できるよう中核技術の確保案を策定し、これを通じた国家衛生航法システム基盤を構築する計画だ。

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