オーバードーファー所長は、「韓国の国境から数マイルしか離れていないところに100万人の武装した北朝鮮軍がいるのに、脅威にならないとする主張はとんでもない」と述べた。また、軍事的な脅威の度合いと両国の政治的な状況とは別の問題だとした上で、「朝鮮半島で平和協定や永久的な平和協約が結ばれない限り、北朝鮮が韓国にとって軍事的な脅威になるのは明らかだ」と強調した。
北朝鮮が核兵器の実験を強行するのは、脅威を受けていると感じているためだと指摘した。北朝鮮は核実験を、北朝鮮を侵略したり政権崩壊を図ることができない武器があることを世界に証明する唯一の方法とみなしている、と分析した。
北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議に対しては、「深刻なのは、実際に6カ国協議を通じ何が達成できるかだ」とし、米国が北朝鮮を真剣に取り扱わず、軍事第一主義を全面に打ち出している北朝鮮がミサイルや核といった最も強い武器をあきらめない現状では、会談が成果を挙げるのは難しいとの見通しを示した。
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