換銀行の本社ロビー=6日、ソウル(聯合)
換銀行の本社ロビー=6日、ソウル(聯合)
米国系ファンドのローンスターによる外換銀行廉価買収疑惑を捜査している大検察庁(最高検に相当)中央捜査部は6日、外換銀行が不正資金作りをしていたとみてソウル本社のIT事業本部を家宅捜索した。大検察庁の蔡東旭(チェ・ドンウク)捜査企画官が、定例会見で明らかにした。

 現在、外換銀行の不正資金と関連した証拠を確保するため本社に6~7人の捜査官が派遣されているほか、別の会社数社に対しても家宅捜索が行われているという。検察は、李康源(イ・ガンウォン)元頭取が在職当時、IT事業本部が電算装備の納品費用を水増し請求したり金品を受け取ったりするなどして不正資金を作ったとみている。

 蔡企画官は、外換銀行は支店が多く設備も多数必要だっただろうと述べ、不正資金が巨額にのぼることを示唆した。検察は、外換銀行関係者による不正資金が頭取の個人費用として使われたとして7月から捜査を進めてきた。蔡企画官はローンスターと外換銀行の不正資金との関連性について、詳細は触れなかったものの「ローンスターの不正疑惑にかかわるものだ」と述べた。

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