韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が28日、映画「国際市場」を鑑賞しながら涙を流したことが明らかになった。(提供:news1)
韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が28日、映画「国際市場」を鑑賞しながら涙を流したことが明らかになった。(提供:news1)
韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が28日、映画「国際市場」を鑑賞しながら涙を流したことが明らかになった。

ファン・ジョンミン の最新ニュースまとめ

 朴大統領は、ことし最初の「文化がある日」(毎月最終水曜日)を迎え、映画館で映画「国際市場」を鑑賞している最中に、朝鮮戦争による離散家族の再会シーンや、主人公ドクスが想像の中で父親に会うシーンなどで「持っていたハンカチや手で涙を拭う姿を見せた」と、大統領府のミン・ギョンウク報道官が書面会見で伝えた。

 また朴大統領は、劇中のドクスとダルグがドイツの鉱山で働いている時に坑道に閉じ込められるという事故が起きたシーンで、他の派遣作業員が彼らを助けるために坑道に降りていくシーンなどでは「背筋を伸ばして座り、映画に集中していた」という。

 さらに「映画の上映が終わると、朴大統領をはじめとする観客は皆、一緒に拍手をしていた。特に朴大統領は上映館内の電気がついた後もしばらく席を立たずに座っていた」と伝えられた。

 朴大統領はまた、ともに映画を鑑賞したドクス役の俳優ファン・ジョンミンと、ユン・ジェギュン監督に「感動的な映画を見せてもらった。これからもこのような素晴らしい映画をたくさん作ってほしい」と激励した。

 ファン・ジョンミンはその後、「大統領と会話したのか」という質問に対し「大統領の目に涙がたまっていて、何も言えなかった」と答えた。

 映画「国際市場」は1950年の朝鮮戦争以降の韓国近・現代を背景に、家族のために犠牲になった主人公ドクスの一代記を描いた作品で、韓国で観客数がのべ1200万人を突破した。

 朴大統領はこの日、文化体育観光部のキム・ジョンドク長官とキム・ドンホ文化隆盛委員長、キム・セフン映画振興委員長、CJグループのソン・ギョンシク会長、そしてユン監督をはじめとする「国際市場」の制作・出演陣、ドイツに派遣された鉱山作業員や看護師、離散家族など一般人ら180名とともに映画を鑑賞した。



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