韓国・大統領府の内部文書流出事件を捜査中のソウル中央地検捜査チームは18日、大統領記録物管理法違反及び公用書類隠匿、誣告の容疑でパク・グァンチョン警視正(写真)に対し、拘束令状を請求した。(提供:news1
韓国・大統領府の内部文書流出事件を捜査中のソウル中央地検捜査チームは18日、大統領記録物管理法違反及び公用書類隠匿、誣告の容疑でパク・グァンチョン警視正(写真)に対し、拘束令状を請求した。(提供:news1
韓国・大統領府の内部文書流出事件を捜査中のソウル中央地検捜査チームは18日、大統領記録物管理法違反及び公用書類隠匿、誣告の容疑で「チョン・ユンフェ氏文書」作成者であるパク・グァンチョン警視正(48)に対し、拘束令状を請求した。

 検察によると、パク警視正はことし2月、大統領府の公職綱紀秘書官室行政官への派遣勤務を解除され、現場復帰する際に、自身が作成した大統領府の内部文書10点ほどをソウル地方警察庁情報1分室長室に移して保管した容疑がかけられている。

 パク警視正はその後、文書を外部に流布し、マスコミに報じられると犯行を隠蔽するために5月から6月の間に虚偽の流出経緯報告書を作成して大統領府に提出した疑いもある。

 報告書では文書流出経路が、大統領府公職綱紀秘書官室の派遣警察官→最高検察庁犯罪情報企画官室の捜査官→警察庁情報分室の情報官、となっている。

 警察は報告書がこれらに対する懲戒処分と文書回収を要請する公式陳情書を取ったと判断し、パク警視正に誣告罪も追加した。

 検察は法律検討を経て、パク警視正にチョン・ユンフェ氏に対する名誉毀損容疑も加える方針だ。パク警視正が自ら作成し、朴槿恵(パク・クネ)大統領の実弟でありEGグループの朴志晩(パク・ジマン)会長に伝えたという「チョン・ユンフェ、パク・ジマン尾行」報告書も虚偽だと判断したためだ。

 検察はパク警視正が拘束されたら、虚偽で「パク・ジマン尾行説」文書を作成し、パク会長に伝えた動機、第三者の犯行指示があるのかなどを確認する予定。

 検察は、パク警視正が該当文書をマスコミや企業に二次的に流出した事実はないと見ている。文書の二次流布に対しては、情報1分室のハン警察官と故チェ警察官に容疑がかけられている。

 パク警視正の拘束は19日午後3時、ソウル中央地裁で拘束前被疑者審問を経て決定する。



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