【ソウル聯合ニュース】韓国国防部は25日、昨年12月に拡大した防空識別圏(KADIZ)での偶発的な衝突防止に向け周辺国と協議を進めていると明らかにした。
 同部のキム・ミンソク報道官は定例会見で「周辺国の防空識別圏と重複する区域での偶発的な衝突防止に向け日本、中国、ロシアと追加協議を行っている」と説明した。
 中国が昨年11月に済州道の南方の上空を含む防空識別圏を設定したことを受け、韓国は同12月に防空識別圏の拡大を発表した。調整区域の一部は日中の防空識別圏と重なる。
 新たな防空識別圏が発効した昨年12月15日以降、重複区域で機種を識別できない航空機が10数回にわたり飛行した。韓国軍は重複区域に進入したこれら航空機をレーダーで捉えたが機種を識別することはできなかった。
 韓国軍関係者は「重複区域で韓国軍が捉えた航空機について機種、飛行目的などをホットラインで知らせてもらうため、日本、中国、ロシアの政府と協議中だ。ホットラインは構築されている」と述べた。

キム・ミンソク の最新ニュースまとめ


Copyright 2014(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0