金氏は試験の変更内容を説明し、変更後の初の試験として先月20日に韓国で実施された第35回試験の結果を公表した。
韓国語能力試験は、今年4月の第34回までは選択できる級が初級(1~2級)、中級(3~4級)、高級(5~6級)の三つに分かれていたが、変更後はTOPIK I(1~2級)とTOPIK II(3~6級)の二つになった。
第35回試験では、TOPIK Iの合格率が97.5%、TOPIK IIが73.8%と高かった。
合格率が以前より高くなったのは、出題構成や級の判定方法の変更によるものだ。
以前は全ての級で、語彙(ごい)および文法30問、書き取り14~16問、聞き取り30問、読解30問の計104~106問あったが、変更後のTOPIK Iは聞き取り30問、読解40問の計70問に減った。TOPIK IIの問題数は聞き取り50問、書き取り4問、読解50問の計104問と、ほぼ変わらない。
また、各領域に不合格基準を設け、1領域でも基準に満たない場合は不合格としていたが、変更後は1領域で点数が低くても全体の点数が基準以上なら合格となる。
金氏は変更の理由について「文法や理論中心から言語の使用能力中心の評価にシフトする必要が提起されたため」と説明している。
TOPIKの受験者が増加していることから、試験回数も増えた。来年からは韓国での試験が従来の年4回から年6回に増える。
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