【ソウル聯合ニュース】外国人観光客の誘致に力を注いでいる北朝鮮が、朝鮮人民軍管轄の映画撮影所を開放したことが6日、分かった。
 中国・北京に本社を置く北朝鮮専門旅行会社、高麗旅行社のウェブサイトによると、先月31日に平壌にある4・25芸術映画撮影所を外国人観光客が訪れた。
 この撮影所は朝鮮人民軍所属の映画製作機関で、名称も軍創設日(4月25日)にちなんで付けられた。
 高麗旅行社は映画撮影所の建物について、出入口の上方にある巨大なモザイクと内部の故金日成(キム・イルソン)主席、故金正日(キム・ジョンイル)総書記の壁画が印象的だと紹介した。撮影所を訪れた外国人観光客はテコンドーを題材とした映画を観賞した。今後は撮影所を訪れる外国人観光客のためにポップコーンも準備する計画だという。
 北朝鮮が軍の映画撮影所まで外国人に開放したのは観光商品の多様化を図る狙いがあるとみられる。北朝鮮は今年、釣りやテコンドーなどテーマにした外国人向けの観光商品開発に注力している。

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