【ソウル聯合ニュース】韓国北部の砲兵部隊で1等兵が先輩兵士らの集団暴行により死亡した事件で、朴槿恵(パク・クネ)大統領は5日の閣議で、事件の加害者と暴行をほう助した者を徹底的に調査し、処罰するよう支持した。
 また、最近集団暴行や自殺による兵士の死亡が相次いだことを受け、「責任を取らなければならないことを見せつけるためにも、一罰百戒で責任を問い、二度とこうした事故が起きる余地をなくしてもらいたい」と述べ、再発防止につなげたい考えを強調した。
 朴大統領が強い表現で徹底調査や責任者の処罰に言及したのは、事件による衝撃が韓国社会に広まり、一部から「兵役拒否」の主張が出るなど、世論が深刻な水準に悪化していること意識したためとみられる。
 今後の調査結果次第では軍の最高幹部らに対する問責も避けられないとする見方が出ている。

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