映画『阿娘(アラン)』を通じてホラーに挑戦したソン・ユナが、今回はブラウン管で“一癖ある女”に変身する。ソン・ユナは『めっちゃ大好き』の後続として12日に初回放送されるMBC週末ドラマ『姉さん』に出演する。『ママの海』『あなた、そして私』で有名なキム・ジョンス作家が脚本を書き、『ラブレター』『火の鳥』のオ・ギョンフンPDが演出を担当する。

ソン・ユナ の最新ニュースまとめ

ソン・ユナは、突然の事故で父親を失い、一家を支えることになるヒロインユン・スンジュ役を演じる。裕福な家庭で何不自由なく育ってきたスンジュが、世間の荒波を耐え抜き、成長していく過程を描く。スンジュのそばで黙って支えてくれる恋人キム・ゴヌ役は映画『モノポリー』のキム・ソンスが演じ、その他にもホ・ヨンラン、カン・キョンジュンなどが出演する。

ユン・スンジュというキャラクターは、ふと“シンデレラ”を思わせるが、実は性格が尋常ではない。

「スンジュは“ヌナ(お姉さん)”というイメージが持つ寛大さや温かさとは完全に異なった人物です。基本もなく、上下もなく、また自分がやりたいことは必ずやるという、自分勝手な女性です。しかし、だからこそむしろ現実味があるのです。世の中の全てのヌナたちが、絶対に献身的じゃなくてはならないとは限らないですから」ソン・ユナが過去に演じた知的でキレイなキャラクターから“一癖ある礼儀知らず”なスンジュを探すのは難しい。ソン・ユナは「感情の起伏が激しくて性格が火のような役は初めてで、演じるが大変です」「まだ慣れないけど、ドラマが終わる頃には完全にユン・スンジュになっているはず」と話した。

ソン・ユナが『姉さん』に出演することになった背景には、キム・ジョンス作家が決定的な役割を果たした。映画撮影を終えて休んでいるソン・ユナの元を直接訪ね、ドラマ出演を提案したもの。キム・ジョンス作家は「ソン・ユナがこれまで一度も見せていない姿を、この作品を通じて見せたい」「ソン・ユナ自身も驚き、視聴者も驚くような姿を見せる」と話し、彼女の変身を予告した。

1995年KBSスーパータレントとしてデビューしたソン・ユナは、今回役者としての自分の位置を再確認する構えだ。彼女は「長年芝居をして来ながら、思い上がっていた時もあった」「今回、キム・ジョンス作家とオ・ギョンフンPD、そして一緒に出演する先輩たちに叱られながら新しく学んでいる最中」と語った。これまで、映画やドラマを通じて様々な演技を披露したソン・ユナ。しかし、最近公開された映画2編を除いては、彼女の代表作を挙げる際に、ふと頭に浮かぶ作品がないのが事実だ。そのためか、ソン・ユナは今回のドラマに臨む姿勢を“喉の渇き”という単語で説明した。

「主にミニシリーズや映画に出演しながら、“私”を中心にしたストーリーだけをやってきました。今回の週末ドラマを演じながら、私以外の様々な状況をよく見渡しながら演じることができると考えられるようになりました。ドラマが終わったら、これまで不足していたと感じる部分を埋めることができそうです」


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