左からソン・ヘソン監督、イ・ナヨン、カン・ドンウォン=8日、ソウル(聯合)
左からソン・ヘソン監督、イ・ナヨン、カン・ドンウォン=8日、ソウル(聯合)
既に予告編から話題となっているカン・ドンウォン、イ・ナヨン主演の映画『私たちの幸せな時間(原題)』が8日、ソウル市内のホテルで製作報告会を開いた。同名小説を原作とする今作品は、3人を殺害し死刑を宣告された男と、3回の自殺未遂をした女の切ない愛を描く。『力道山』『ラブレター~パイランより~』のソン・ヘソン監督がメガホンを取った。
 
ソン監督は作品について、「疎通と和解がテーマの作品。善人の男女が描く青春メロドラマと言ってもいいが、それよりもっと大きな話」と紹介した。主演のイ・ナヨンは出演に応じた理由について「いやになるほど切なくなる部分がたくさんある映画。そんな部分はいやだけれども感じなければいけない気がした」と笑った。カン・ドンウォンは、「特に演技が難しいキャラクターだった」と話した。実際に刑務所に足を運んだり、拘束された生活を理解するため手錠をはめて生活したなど、役作りのエピソードを語った。

イ・ナヨン の最新ニュースまとめ

ソン監督は、『力道山』製作後にNHKのドキュメンタリー撮影のため日本に訪れた際、原作小説に接したのがきっかけで映画制作に至ったと説明した。『力道山』以来、人間の疎通と救済に関する作品を撮りたいと考えていたところに、小説のテーマがしっくりきたのだという。『ラブレター』もやはり浅田次郎の小説を原作としているが、10ページほどの短編小説を韓国風に脚色するため、ほとんど新しくシナリオを書くような作業だったが、今回はベストセラー小説が原作という点で非常に負担感が大きかったと振り返った。


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