遺族らは8日の午後10時10分ごろ、KBSテレビの報道局長が「セウォル号の事故は300人が一度に死亡し、多いようにみえるが、交通事故による年間の死者数を考えるとさほど多いものではない」と発言したとインターネットメディアが報じたことを受け、同局長の免職や社長の謝罪を求め、KBSを訪れた。遺族らは午後11時35分ごろ、最大野党・新政治民主連合所属の国会議員の仲裁でKBS内に入ったが交渉は決裂。9日午前3時50分ごろ、青瓦台近くに向かい、朴槿恵(パク・クネ)大統領との面会を要求し、警官隊ともみ合った。
青瓦台は大統領秘書室長主宰の会議を開き、朴首席と李首席が遺族と会って、話を聞く方針を決め、遺族の代表らと面会した。
面会の内容は明らかになっていないが、KBS局長の免職や社長の謝罪、社長との面会が実現していない状況などについて抗議したとみられる。
面会後も遺族らは青瓦台の近くで座り込みを続けている。警察は正午現在、約500人が集まっていると推計している。青瓦台の閔庚旭(ミン・ギョンウク)報道官は記者団に対し、このうち遺族は約120人と伝えた。
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