【ソウル聯合ニュース】韓国国防部のキム・ミンソク報道官は1日の定例会見で、北朝鮮が3月31日、黄海上の軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)近くで砲撃訓練をした際には500発余りを発射したが、4月29日の砲撃では10分の1(50発余り)に減ったと説明。「今後このような過程を繰り返す可能性がある」との見通しを示した。
 また「どのような方法で繰り返すかは分からないが、複数にわたり一定の時期を置いて行う可能性がある」とした上で、「(北朝鮮は)心理的に(韓国側を)疲れさせ、別の挑発行為をする可能性もある」と述べた。
 韓国軍では、北朝鮮が毎月NLL近くの北側海上で定期的な砲撃を行い、軍事的緊張を高めるとの見方も出ている。
 北朝鮮の核実験の可能性については、「いつでも核実験を実施できる状態」とし、「(核実験場周辺で)さまざまな動きが続いている」と伝えた。
 一方、旅客船沈没事故の救助・捜索活動で、海洋警察が民間業者の潜水を優先し、海軍の潜水を妨げたとの主張については、「決して海洋警察が海軍を防いだのではない。現場の状況を総合的に判断した決定だった」と強調した。

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