【ソウル聯合ニュース】韓国国防部のキム・ミンソク報道官は29日の定例会見で、北朝鮮が黄海上の軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)近くで砲撃訓練を実施する計画を通知してきたことについて、「我々の海上の方向に砲撃を行うのは挑発的な意味が多分に含まれている」との認識を示した。その上で、「先月のように我々の水域に砲撃する場合は挑発行為とみなし、断固として対応する」と述べた。
 北朝鮮は先月31日にも、韓国に通知した上でNLL北側から韓国側に向け砲撃訓練を即日実施した。砲弾のうち約100発がNLLの南側に落下し、韓国軍はNLL北側へ約300発を応射した。
 一方キム報道官は 北朝鮮の国防委員会が28日に報道官声明を出し、増幅核分裂弾や新たな大陸間弾道ミサイル(ICBM)実験以上の措置を取ることもできると威嚇したことに関して、「基本的に核分裂弾を完ぺきに製造できないと増幅核分裂弾は製造できない」と指摘。「重要なのは北がいかなる形の核実験や弾道ミサイル発射を行っても国連安全保障理事会決議違反になる」として、核実験や弾道ミサイル発射の中止を求めた。

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