未来創造科学部と産業通商資源部によると、1~3月期のICT輸出額は412億ドル、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は205億ドルの黒字で、いずれも1~3月期としては過去最高となった。
一方、3月の輸出額は前年同月比8.9%増の149億8000万ドル、輸入額は同10.3%増の74億3000万ドルと集計された。貿易収支は75億5000万ドルの黒字を計上し、全産業の貿易収支黒字(41億9000万ドル)の約1.8倍に上る。
先月は携帯電話、半導体、デジタルテレビの好調が輸出増加につながった。
携帯電話の輸出額は同30.3%増の24億ドルだった。サムスン電子の最新スマートフォン(多機能携帯電話)「ギャラクシーS5」の世界発売(11日)を控え、同社が海外工場などに部品や完成品を大量に輸出した。
半導体の輸出額は18か月連続の増加となった。半導体メモリーは27億2000万ドルで同39.4%増加したが、システムLSI(高密度集積回路)は19億5000万ドルで同6.0%減少した。
デジタルテレビは同23.8%増の6億3000万ドル。品目別では液晶テレビが同25.2%増加した。
ディスプレーパネルは23億9000万ドル、コンピューターおよび周辺機器は5億4000万ドルで、いずれも同10.2%減少した。
輸出先別では、中国(香港を含む)向けが半導体(同22.9%増)や携帯電話(同15.5%増)など主要品目の輸出好調により同9.9%増の73億9000万ドルを記録した。米国向けは携帯電話(同55.2%増)、テレビ(同51.0%増)などの品目が好調だったことから同15.1%増の14億7000万ドルだった。欧州連合(EU)向けは同2.7%減、日本向けは同6.9%減となった。
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