会場で元慰安婦と話をする鄭首相(国務総理室提供)=1日、ソウル(聯合ニュース)
会場で元慰安婦と話をする鄭首相(国務総理室提供)=1日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】先月フランスで開催された「アングレーム国際漫画祭」で大きな反響を呼んだ旧日本軍の慰安婦問題をテーマとした漫画展が1日、ソウル市内の大韓民国歴史博物館で始まった。漫画展の名称は「日本軍慰安婦被害者特別展」で、4月13日まで。
 文化体育観光部と女性家族部は同展について、慰安婦問題が過去のものではなく今も残る未解決の問題であり、世界の紛争地域で発生する女性や子どもに対する性暴力問題にも通じる普遍的な人権侵害であるという観点で構成されるとしている。
 アングレーム国際漫画祭に出品された漫画をはじめ、元慰安婦のハルモニ(おばあさん)が描いた絵、国内機関が保有する元慰安婦の証言録などを基に制作された映像も公開される。
1日午後に行われた開幕式には女性家族部のチョ・ユンソン長官や元慰安婦、アングレーム国際漫画祭に作品を出品した漫画家らが出席した。
 チョン・ホンウォン首相も会場を訪れ、特別展について「青少年に正しい歴史を教え、日本に対し正しい歴史認識を求める良い契機になる」と評した。

Copyright 2014(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0