ソウル・地下鉄9号線の開通が遅れる可能性がある。
 ソウル市の地下鉄建設本部が25日に明らかにしたところによると、ソウル市はこのほど建設交通部に来年度の地下鉄9号線建設費として予算3166億ウォンを要請したが、建設部は1965億ウォンに削減した。そのため、2008年末に予定されている第1段階25.5キロメートル区間の開通が遅れる可能性が高まっている。建設本部関係者は、予算が削減されれば工事期間が長引くのは避けられないと指摘し、「現在第2段階の区間基本計画設計費もまったく確保できていない状況で第1段階の開通が遅れれば、第2、第3段階事業も遅延するしかない」と懸念を示した。

 地下鉄9号線の建設事業は、国の予算が40%、市の予算と民間資本が60%で進められている。国の支援予定額1兆2372億ウォンのうち7690億ウォンは支援済みで、ことし編成された事業費は9月で全額使い切る見通しだ。ソウル市は補正予算で1572億ウォンを確保する計画だが、実現のメドは立っていない。

 建設本部は昨年も、サッカー・ワールドカップ開催による工事支援、私有地補償交渉の行き詰まり、政府の予算削減などを理由に、完工予定を当初の2007年から2008年に修正した。

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