サンスンソウル病院と中央大病院の共同研究チームはキムチに含まれる乳酸菌「ラクトバチルス・プランタラムCJLP133」にアトピー性皮膚炎を和らげる効果があることを韓国で初めて解明した。研究成果は昨年、学会誌「小児アレルギー免疫学」に掲載されたという。
研究はアトピー性皮膚炎と診断された1~13歳の子ども83人を対象に実施した。同乳酸菌を12週間内服したグループ(44人)と内服しなかったグループ(39人)に分けて比較分析したところ、内服したグループは12週間後にアトピー性皮膚炎重症度指数が27.6から20.4に低下した。
同指数は26以上ならアトピーが重症と診断されるが、内服したグループは軽症とされる25を下回った。一方、非内服グループの子どもは指数が25.6で、大きな変化がなかった。
サンスンソウル病院の研究チームは、CJLP133がどの年齢や性別の患者に効くかを調べるためにアトピー性皮膚炎を患う2~18歳の小児・青少年を対象にした臨床試験に入った。
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