同消息筋は、最高得票者と最低得票者にはかなりの得票差があるとしながら、今後約3カ月という長い期間が残っているため、この投票結果をどのように解釈すべきかはまだ見守っていかなければならないと述べている。潘長官は安保理理事国15カ国のうち12票前後を獲得したとされる。潘長官を支持しなかった3カ国に、拒否権を持つ常任理事国の米国、英国、フランス、中国、ロシアが含まれているかは不明だ。
この予備投票は、各候補に対する理事国らの立場を調べるための事前調査で、決定を下すよりも候補者に対する安保理内部のおおむねの見解を把握するための手順とされている。出馬書を提出した潘長官のほか、タイのスラキアット・サティアン タイ・タイ副首相、国連事務次長の経験もあるスリランカのジャヤンタ・ダナパラ大統領顧問、インドのシャシ・タルール国連事務次長の4人を対象に行われた。9月にも再度予備投票が行われ、遅くとも10月までには次期事務総長に対する結論が下される予定だ。しかし、理事国間の見解差が埋まらない場合は選出手続きが年末まで続く可能性もある。
次期事務総長は安保理の投票を通じ、常任理事国5カ国が拒否権を行使せず最少9つの理事国の支持を受ければ候補者が決定し、総会がこれを追認する形で選出される。アナン現事務総長の任期は今年末まで、次期総長の任期は来年1月から5年間となる。
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