退任式後、記者団に質問に答える李参氏=15日、ソウル(聯合ニュース)
退任式後、記者団に質問に答える李参氏=15日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国観光公社の李参(イ・チャム)社長が15日、辞任した。李氏は昨年初めに日本旅行に行った際に風俗店に出入りしたとの疑惑が出ていた。
 李氏はドイツ出身で、韓国国籍を取得した外国人として初めて公共機関のトップに就いた。1978年に来韓し、韓国文化に魅了され1986年に韓国国籍を取得した。その後、ドラマに出演するなど幅広く活動してきた。
 公職を務めるようになったのは2000年代から。文化観光部「韓国訪問の年」推進委員やソウル市広報大使などを歴任した。
 2007年の大統領選で当時の李明博(イ・ミョンバク)候補の特別補佐に起用され、2009年に韓国観光公社社長に就任した。
 このほど昨年の旧正月休みで日本を訪れた際に、東京の風俗店に出入りしたとの疑惑が持ち上がった。
 李氏は疑惑について、「事実と異なり情報提供者の主張だけが一方的に報じられているのは遺憾だ」とした上で、法的措置を通じ名誉を回復するとの立場を明らかにした。

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