国防部は24日、上半期に実施された朝鮮戦争戦死者遺骨発掘事業で、北朝鮮軍の遺骨66体を含む合計130体の遺骨と1824点の遺留品を発見したと明らかにした。発掘地は慶尚北道漆谷郡、全羅北道井邑郡など4地域。25日午後2時からソウル・国立顕忠院の顕忠館で合同奉安式を行い、北朝鮮軍の遺骨を除く64体が安置される予定だ。
 遺骨発掘事業は、2000年に朝鮮戦争50周年記念事業の一環として開始された。当初は2003年に終了する予定だったが、事業の必要性を訴える声が高まったのを受け、人員や装備を補強するなど反永久的な体系的事業にシフトされた。国防部はこれまで合計1309体の遺骨と4万点余りの遺留品を発掘しており、身元が確認された51体の遺骨のうち遺族が明らかになった20体を顕忠院や故郷の墓地などに安置した。残り31体は現在も遺族の確認作業が進められている。

 一方、北朝鮮軍の遺骨に関しては、国連の停戦委員会を通じ北朝鮮側に報告する予定だが、北朝鮮当局はこれまで特別な反応をみせていない。

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