同党の一部議員から大統領選が「不正選挙」だったとの批判が上がっていたが、党公認候補として朴大統領と接戦を演じた文氏が不公正と主張したことにより、論争が拡大する見通しだ。
文氏が国情院の選挙介入疑惑について直接言及するのは約4か月ぶり。
文氏は記者団に対し「現在までに明らかになった事実だけでも大統領選は不公正だった。(不正を)あらかじめ知っていても知らなくても朴大統領はその恩恵を受けた」と指摘。当事者の朴大統領が一連の疑惑について沈黙を守っていると批判し、「民主主義の危機について責任を取らなければならない」と主張した。
大統領選をめぐっては国情院のほか、韓国軍サイバー司令部による介入疑惑も浮上している。また、国情院の捜査を担当していたソウル中央地検特捜チームの責任者が捜査から外されるなど、捜査に対する圧力があったのではないかとの疑惑も取りざたされており、論争は長期化する見通しだ。
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