【ソウル聯合ニュース】衛星利用測位システム(GPS)に障害を起こす北朝鮮からの妨害電波により、韓国の携帯電話基地局や民間・軍の航空機、船舶が大きな被害を受けていた実態が明らかになった。
 未来創造科学部が9日までに国会未来創造科学放送通信委員会の所属議員に提出した資料によると、北朝鮮は2010年8月、2011年3月、昨年4月の3回にわたり妨害電波を発し、航空機1137機、艦艇4隻、船舶225隻、漁船36隻が影響を受けた。また、携帯電話大手3社の基地局に設置されたGPS受信機に混乱が生じ、通信品質が一時的に低下した。
 韓国政府は2011年と昨年の2回にわたり北朝鮮に抗議文を送ったが、北朝鮮は受け取りを拒んだ。

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