セクハラ疑惑　韓国元報道官に逮捕状請求＝米警察

【ソウル聯合ニュース】尹昶重（ユン・チャンジュン）元青瓦台（大統領府）報道官の米国でのセクハラ疑惑を捜査するワシントンの警察当局が先ごろ尹氏に対する逮捕状を請求したことがわかった。21日に韓国法務部の関係者が明らかにした。
　同関係者は「いまのところ、米検察庁がまだ裁判所に逮捕状を請求していないとされるが、一部では逮捕状が出たという話もあり事実関係を確認中」と話した。
　警察はセクハラの軽犯罪の疑いで逮捕状を請求したもよう。現地の法律によると、セクハラの軽犯罪は1000ドル（約10万円）以下の罰金または6か月の拘留刑に処せられる。韓米間の犯罪人引渡条約の対象にはならない。
　現地警察は早ければ今月内に尹氏に対する捜査を終え連邦検察に事件を送致すると見られる。
　尹元報道官は5月の朴槿恵（パク・クンヘ）大統領訪米同行中に在米韓国大使館のインターンの女性にセクハラ行為をした疑いで米警察の捜査を受けている。尹氏は5月11日の記者会見でセクハラ疑惑については全面的に否定した。朴大統領は5月13日に、自身の訪米同行中のセクハラ疑惑で尹氏が更迭された問題について、「国民を大きく失望させ申し訳ない」と謝罪した。