青瓦台(大統領府)で開かれた首席秘書官会議で朴大統領は、尹元報道官の疑惑について「公職者としてあるまじきこと」と指摘。セクハラを受けたとされる韓国系米国人の女性らに謝罪した。
また今回の疑惑について、事実関係を徹底的に明らかにすると主張。米国当局の捜査に積極的に協力する意向を示した。
朴大統領は「疑惑に関連した者は全員が捜査に協力し、責任を取らなければならない」と力説。また今回の問題を機に公職者の綱紀の乱れを正すと述べた。
朴大統領が国民に謝罪したのは初めて。問題の重大さや疑惑が明らかになった後の混乱ぶりから、自らが謝罪しなければ波紋は収まらないと判断したとみられる。
尹氏は韓米首脳会談が開催された7日夜、ワシントンのホテルで酒を飲み、在米韓国大使館でインターン中の女性の尻を触った疑いがもたれている。女性は被害届を出した。一方、尹氏はホテルで酒を飲んだ際、女性の腰を一度たたいて激励したと説明した上で、「米国の文化を理解していなかったことを反省している」とセクハラという認識がなかったと主張している。
また、尹氏の上司だった李南基(イ・ナムギ)広報首席秘書官は米国から帰国後に辞任を表明。尹元報道官は李広報首席の指示を受け、大統領訪米の日程途中で帰国したと説明しており、李広報首席の責任を問う声が上がっていた。
Copyright 2013(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0