奇才パク・チャヌク監督最新作「イノセント・ガーデン」の新ポスターが完成

「オールド・ボーイ」（03）でカンヌ国際映画祭の審査員特別グランプリを受賞、『渇き』（09）では同映画祭審査員賞を受賞した奇才パク・チャヌク監督。あらゆるタブーとバイオレンスを描きながら、抒情的な美しさをもたらす作品を作り続け、全世界で高い評価を受けている韓国映画界の奇才が、ハリウッドからのオファーを受けて完成させた最新作「イノセント・ガーデン」（配給:20世紀フォックス映画）が5月31日（金）よりTOHO シネマズ シャンテ、シネマカリテ他全国ロードショーとなる。

韓国映画「オールド・ボーイ」のキャスト、公開日、あらすじ

　「プリズン・ブレイク」主演のウェントワース・ミラーが、自身の名を隠して執筆し8 年の歳月をかけて完成した極上の脚本。一読するなり心を奪われたパク・チャヌク監督は、ハリウッド進出を決意した。美術と音楽に「ブラック・スワン」のスタッフが名を連ね、作り上げられた唯一無二のミステリーは、すでにマスコミ業界内で大きな話題となっている。

　この度、「イノセント・ガーデン」の新ポスターがついに完成、初解禁となった。トレードマークのブロンド髪を黒に染めて本作に挑んだミア・ワシコウスカの凛として無垢な表情を大きく捉えたビジュアルが鮮烈。「シングルマン」のマシュー・グードやアカデミー賞女優のニコール・キッドマンといった豪華実力派キャストとの共演だが、この映画はまさしくミア演じるインディア・ストーカーの物語であることをはっきりと提示している。

　母子を美しい木の枝が取り囲み、劇中重要な意味合いを持つファクターが幾重にも重なり合うかのような、ペンシル・タッチのイラストは、18歳の誕生日に父を亡くしたヒロインを、少女から大人へと変えていく“何か”の訪れを予感させる。そして、抑制された色遣い－。ミステリアスでありながら見る者の想像力をかき立てるポスターとなっている。