最大野党・民主統合党など野党は、李氏の政治後援金提供などの違法行為のほか、サムスン電子に裁判所の忘年会の景品を要求したとされる問題や経費横領などの過去の疑惑を追及し、適性を問題視している。
李氏は過去に旧日本軍の従軍慰安婦をめぐる違憲裁判で慰安婦の尊厳と価値に対する国の保護義務を否定する意見を示したことについては、「無念で悲痛な慰安婦らの問題を解決するよう政府が乗り出すのは当然だ」と強調。ただ、「法の限界を逸脱するには難しい側面があった」とし、「法理的部分も検討したということを示すためだった」と釈明した。また、「慰安婦や愛国者の方々に真意がきちんと伝わらなかったのは非常に残念だ」として、「親日派でも、慰安婦の痛みが分からない裁判官でもない。この場を借りて遺憾を表明する」と述べた。
李氏の疑惑が解消されない場合、24日に予定される国会本会議で任命同意案が否決されたり処理が遅れる懸念もある。
憲法裁判所長は9人で構成される同所裁判官の1人であり、同所の代表で職員の人事権なども持つ。
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