映画『グエムル~漢江の怪物』に主演するソン・ガンホ=29日、ソウル(聯合)
映画『グエムル~漢江の怪物』に主演するソン・ガンホ=29日、ソウル(聯合)
<b>「生意気かもしれませんが、映画『グエムル~漢江の怪物』が韓国映画をアップグレードさせると自信を持って言えます」――。 </b>

ソン・ガン の最新ニュースまとめ

俳優のソン・ガンホは、次作映画に対する強い自信感を示した。韓国映画界を代表する俳優がこうした“あからさまな発言”をしたというだけで注目に値するが、謙虚で照れ屋な1人の男の発言としても、やや意外に感じられる。試写会を4日後に控え、インタビューに応じたソン・ガンホは、俳優としての満足感をみせた。

ソン・ガンホは、「もちろん技術的な部分でのアップグレードも大変なものですが、『グエムル』は韓国映画の多様性という面で、特にポン・ジュノ監督のリアリズムの拡張という点で、すばらしく意味のある作品になるでしょう」と強調する。

漢江(ハンガン)に突如現れた怪物。ソン・ガンホ演じるパク・カンドゥは、さらわれた娘を救うため、怪物と死闘を繰り広げる。監督からは撮影前、「俳優として辛い映画になる」と警告されたという。ソンさんは肉体的にはもちろん、独特なキャラクターをどう消化し、ドラマに結合させていくか、ずいぶん悩んだと話す。

大ヒットした『殺人の追憶』に続くポン・ジュノ監督との作品とあり、今作品を見守る映画界の視線は熱い。

「今回はさほど緊張がなく、リラックスして撮影に臨めた。2人ともひたすら『グエムル』という映画のことを考えてばかりで、ポン監督の頭の中にある『グエムル』が、実際に実現されるかが、共通の関心事でしたね」と打ち明けた。監督と俳優としてではなく、2人の制作者としての立場で向き合っていたようだ。

彼はポン監督について、「現存する最高のリアリズム作家」と賞賛、「怪物が登場するが、これは単なる怪獣映画ではない。怪物が内包する隠喩、怪物を通じて見せる社会の姿は、とても現実的」と説明している。



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