【ソウル聯合ニュース】打ち上げ直前に異常が見つかり延期となった韓国初の人工衛星搭載ロケット「羅老(ナロ)」(KSLV-1)の打ち上げが、早ければ今月25日に実施される。
 韓国政府高官は13日、「今週開かれる打ち上げ管理委員会で打ち上げ予定日が最終決定される。気象など突発事項がなければ、今月25日に決まる可能性が高い」と伝えた。
 教育科学技術部は、異常が見つかった推力方向制御装置の修理とテストを終えており、打ち上げ日が決まれば、直ちに打ち上げ準備に入る状態と説明している。
 羅老は昨年11月29日午後に打ち上げの予定だったが、打ち上げ15分前からの自動カウントダウンに入る直前に2段目の推力方向制御装置に異常が見つかり、中断が決定した。
 また、一部で懸念が出ていた上段の固体燃料ロケット(キックモーター)も実験結果、異常がないと確認され、打ち上げ準備は順調に進むとみられる。キックモーターは人工衛星の軌道投入に使われる上段の推進装置。今回羅老に使われるのは製作されてから約5年が経過しており、寿命問題が指摘されていた。

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